おきなわ保育士ドットコム

「派遣」ってそもそも何？という方のために、まずはその雇用形態の特徴からご説明しましょう。

もっとも大きな違いは「雇用主」。正社員やパート・アルバイトの場合には、職場となる保育園などと直接雇用契約を結びますが、派遣の場合は人材派遣会社（派遣元）に雇用され、その派遣会社と契約する保育園など（派遣先）に派遣され、お仕事をすることになります。

実際に業務上の指示や指導を行うのは派遣先の保育園ですが、賃金の支払いは人材派遣会社から行われます。また福利厚生についても人材派遣会社のものが適用されます。

沖縄の派遣保育の
メリット・デメリット

柔軟に働ける

勤務日数や時間など、自分自身のライフスタイルに合わせて働きやすく、家庭の事情にも合わせることが可能です。また有期雇用のため、派遣期間が終了した後はまた違った施設で働いてみるなど、幅広い経験を積むこともできるでしょう。
残業が少なめ

正社員に比べると「時間外労働なし」などの労働条件を設けているケースが多く、残業が少なめです。給与も派遣元の規定に基づくため、残業代が支給されない…ということが少ないのも安心して働けるポイントです。
チャレンジの幅が広がる

さまざまな理由から正社員で働くのは難しい…という方でも、応募のチャンスがあります。無資格である、ブランクがある、出勤できない曜日がある…などの場合にも相談してみると良いでしょう。
困ったときのサポートが
充実している

雇用条件や人間関係においてトラブルになった際には派遣元である人材紹介会社の担当が相談に乗ってくれます。場合によっては勤務先との間に立って交渉を行ってくれますので、安心して働くことができます。
勤務先を決める際にも、直接聞きにくいことを担当者が確認してくれるため、不安な点を残さずにお仕事をスタートできます。

事務作業が少なめ

勤務先にもよりますが、一般的には正社員に比べて事務作業は少なめ。子どもたちとじっくり関わることができるでしょう。
パート・アルバイトより
給与が高い場合も

雇用条件等にもよりますが、パートやアルバイトに比べて時給が高めに設定されていることも多くあります。
キャリアプランを
じっくり練ることができる

有期雇用である派遣の場合、派遣期間が終わった後どのように働きたいか、じっくりと計画を立てることができます。もちろん希望がすべて通るわけではありませんが、「次はこういった保育施設で経験を積みたい」など、派遣会社の担当者に相談することが可能です。
直雇用で仕事を辞める時と異なり、派遣期間が終了した後、次の仕事を案内してもらえる点も安心して働けるポイントですね。

安定性という点で
不安がある

派遣は有期雇用。短期での契約も多いうえ派遣期間も最長3年と決まっています。長期的に安定した仕事に就きたい…と考える方にとっては、不安を抱えるポイントとなるでしょう。
また経営状態が悪化した際など、人件費削減の対象になってしまうこともあります。長期での安定性を求めるのであれば、直雇用や紹介予定派遣での入職を検討しましょう。
キャリアアップが難しい

一般的には責任ある仕事は正規職員に…という職場が多いもの。責任のある仕事を任されたい、行事の企画や新しい取り組みの提案をしたい…などの希望があったとしても、それを任せてもらえないこともあるでしょう。
また有期雇用であることから、紹介予定派遣などでないかぎりは、「将来的に主任保育士になりたい」などキャリアアップの希望が叶いづらい環境とも言えます。